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    京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」《4》

    • 2016.04.21 Thursday
    • 18:39
     前回のアップから、遅れに遅れて4か月ぶり(笑)の続きとなってしまいましたが、「京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」のラスト―犬童一心監督と石原興監督・森山プロデューサーのトークイベントです。

    必殺トークイベント
     

     私たちの席の一列前に座っていられた石原監督が、スクリーン前の席に移動され、もう一人のゲスト―「必殺仕事人2009」(以後も)の森山プロデューサー、そして司会進行役の犬童一心監督の三人が着席し、必殺トークイベントの始まり、始まり〜〜。

     まず、犬童監督の時代劇体験……「素浪人・月影兵庫」「花山大吉」が大好きだったと言う話から始まり、先に上映された「必殺仕掛人」の話題へ。当時ライバル関係にあった「木枯し紋次郎」との音楽や殺陣・主人公のキャラクターの違いへ……。
     その後は、必殺シリーズ誕生の経緯……「てなもんや三度笠」の澤田プロデューサーと同期だった山内久司氏が現代劇のプロデュースを手掛けるも、全くヒットせずに惨敗!局内からの「山内、やめろ!」の大合唱に加え、上司の「(視聴率を取る為に)何でもいいからやれ!」との声に「本当に何でもいいですか!」と開き直って、現代劇の延長線上にある作品として、池波正太郎の「仕掛人 藤枝梅安」を題材にして、後の「必殺シリーズ」が誕生!

     …とは言うものの、当時石井ふく子の全盛期で「ドラマのTBS」と呼ばれた、提携局のTBSからは、モラル面を理由に猛反発を受けたものの、池波正太郎が原作だから−と言う逃げ道もあったと山内プロデューサーは言われてたそうです(まあ、この辺りの経緯は、これまでに出た書籍でもよく語られている事ですね)。

     そして、いよいよ話は、石原興"カメラマン"の話題へ……。当時、映画斜陽期だったにもかかわらず、映画界はTVドラマを軽蔑しており、TVドラマの時代劇と言うと、年配者か自分たちのような若手しかいなかった、と。深作監督と石原氏との繋がりは余りなかったようですが、三隅研次監督は石原氏の大先生に当たるそうです。

     この辺りから、話はどんどん加速し、話は時系列を逸脱して、あっちこっちへ……。犬童監督もMCと言うよりも「一必殺ファン」(笑)と化し、森山Pはいろんな話が出る度に、資料の確認として「必殺15年の歩み」(もしかしたら「20年」だったかも知れない)を取り出す始末(笑)。その後に出てきた話を箇条書きにすると;

     ◎石原氏の「アウトローが主役でいいのか?」と言う疑問。
     ◎山内プロデューサーの石井ふく子に対する強烈なライバル心。
     ◎「日本のお父さん」−山村聰氏と「日本のお兄さん」−竹脇無我氏のキャスティング(後に、西村左内役は竹脇氏から林与一氏へ)による、世間一般への言い訳。
     ◎広大なセットを持つ東映と違って、オープンセットが狭い松竹ならではの苦慮の一策……印象的な照明効果と極端なアップによる撮影テクニック
     ◎ブルース・リーの名言の如く「考えず、感じて撮る」。犬童氏の感想……「絵が綺麗な黄門様・紋次郎に比べて、画面が暗い」それが、結果的に必殺シリーズの特徴―「光と影の映像美」に繋がって行った。
     ◎京都映画の撮影部にいた森山P。「テレビにかかると、黒が黒でなくなる。黒を格好良くTVに映す手法が大事」
     ◎石原氏「照明の光源を考え出すと『絵』が取れないから、考えない!」「現代劇感覚の時代劇」「撮影は、全て『遊び』!」「遊びは一生懸命にやらないと面白くない!」
     ◎だが、いつからか挑戦的な絵作りを続けてきた必殺が、逆に「スタンダード」になってしまった。
     ◎必殺シリーズが、なぜここまで長く続いたか?−は、撮影部門に自由に任せてくれた山内Pがエライ。

     ここで、必殺シリーズが今まで何年続いたか?何本作られたか?−の話になり、森山Pが「必殺15んの歩み」を取り出す。

     ◎EDに関して、必ず中村家コントを入れようとする山内氏(山内氏曰く「TVは日常に戻らなくちゃならない」)と、主水が闇の中へ消えていくラストで〆ようとする監督&脚本家との大喧嘩。犬童氏と森山Pも「ラストの中村家のシーンがあると、安心して眠れる」(曰く「サザエさん」症候群)

     ウ〜〜ン、ここで私は「それもそうだが、やっぱり……」と心の中で突っ込みましたね。

     ◎「ジェームズ・ボンド」が「中村主水」の名前の由来だった

     ここで、更に心の中でツッコミ!『いや、そうじゃないんだ!。それは多分リップサービスなんだ!』(笑)

     ◎世の中のオカルトブームに迎合して、極端に走り過ぎた「うらごろし」。段々フィクションっぽくなっていく内容に、リアル過ぎる市原悦子の殺し。
     ◎ABCホールの先行試写会で大爆笑だったレントゲン殺し。試行錯誤の末にドンドン悪乗り!近くの病院で、実際に自分がやった骨外しのレントゲン。
     ◎犬童監督「見てて面白い!楽しめる!この大人の人たち、何?−と思った」
     ◎石原氏に一言断ってから、勝手に自分で話を作って(アドリブ?)やって行く山崎氏。
     ◎ラストの中村家コントを勝手に作る藤田氏(ドラマの総括としてのオチ)。
     ◎金〜土に撮影、水曜に納品と言う超ハードな撮影スケジュール。
     ◎仕置人から主役化して行った中村主水。サラリーマン化して行く中村家。
     ◎営業で忙しなって行く藤田氏の代わりに、主役扱いされ、演技が上手くなっていく三田村・中条氏(3番手・4番手でも、殺しのシーンでは主役になれる)

     ここで、藤田氏の中村主水起用の話へ……。

     ◎当時は「てなもんや」の人だった藤田氏が、なぜ主水に起用されたのか?TV局の窓辺に座って遠くを見つめていた藤田氏が、バラエティーコントの時とは違った顔に見えた。
     ◎必殺仕置人・第1話の台本には、藤田まこと〈コメディアン〉と書いてあった(後の藤田氏へのインタビューから)
     ◎最初は「サラリーマンの悲哀」と言うのは考えてなかった。山崎氏や緒形氏ではない、藤田氏なら出来る「関西のずるいオッサン」
     ◎藤田氏、最初は三隅監督が怖かった。背中を猫背気味にした時、初めて褒められた。
     ◎石原氏の初監督作品―「商売人」の200回記念。ややこしい撮影があると、監督から石原氏に任せられる。
     ◎必殺はずっと続くものだが、監督は東京から2〜3話分やって来る。必殺は守らなきゃならないものがあるが、スタッフがしっかりしているから、監督がダメでもやって行ける。

     これはね〜〜私も言いたい事はあるんですが、あえて言いません(笑)。

     ◎深作・三隅監督の手法に、いろいろと勉強して行った。
     ◎必殺は、東京では評判が悪い。「あそこは、撮影陣が全部仕切っている」石原氏曰く「余り文句を言わないで撮っているつもりなんだけど」
     ◎家で演出を考えて来る監督が、現場で撮影陣に伝えて衝突。行き当たりばったりで撮る事も多い。

     ……と、話題はとめどなく続き、とうとう終了時間へ。森山Pも、おそらくこの後放映される「必殺仕事人2015」(イベントは11月4日、放映日は11月28日)の宣伝PRもしたかったと思われるが、とてもそんな時間はなかった(笑)。

     かくして、仕掛人と新仕置人の上映&トークイベントも無事に終わり、ゲストのお二人と犬童監督も退席。私たちも会場を出たが、ここで「ある目的」(笑)から延々粘って会場に残り、やっと帰りのエレベーターに乗ったのは、石原監督と同じ時!(そう……これが目的だったんですよ!(爆))関係者と談笑される石原監督の声を、横から静かに聞き入り……一階に着いた時、偶然石原氏が出会って挨拶されたのが、次の「新座頭市」のスクリーン上映と、その後のトークイベントの為に来られた野崎八重子さん!(必殺シリーズ他で、記録・スクリプター担当)

     野崎さんが会場に上がられると、エレベーターで一緒に降りた必殺ファンの方が、石原監督に「ファンなんです!」と、おずおずと「秘録 必殺シリーズの舞台裏」(仲川利久・山田誠二氏共著)を差し出されてサインを……。快諾された石原監督、トークイベントでも話題になり、自分が監督を担当した「商売人・200回記念」のページにサインをされてました。
     この時、私が「石原氏が自分の手を使って撮影した、念仏の鉄の背骨折りTシャツ」を着ていた事から、一緒だった猫屋夢次郎さんから「商売人さんもサインして貰ったらいかがですか?」(もう一人、一緒にいたリッチ・ミーさんもそう思われたそうです(笑))と言われたんですが……いえいえ、私には、とてもそんな度胸はありません!(爆)
     最後は、イベント終えて帰られる石原監督を、その場にいた必殺ファン全員で「今日はありがとうございました!」とお見送り。ありがと、ありがと!…と言った風に手を振って帰られた石原監督の後姿を目にして、今回の必殺トークイベントも終了となりました(あ〜〜長かった〜〜!(笑))

     まあ、ほとんどの話は何かの資料本で目にした事のある内容だったので、そんなに「驚天動地の真実!」と言うのはなかったですが(笑)、それでも石原監督のお姿を間近で見られて、話を聞け、最後は一緒にエレベーターで降りて、お見送り出来ただけでも、イベントに行った価値は十分あったと思います。
     尚、トークイベント自体は撮影禁止だったので、同イベントの公式サイトから写真をお借りしました(ペコリ)。


    【終】

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