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    007/スペクターを見に行ってきた。

    • 2015.12.18 Friday
    • 01:05
     12月10日に、007シリーズ・第24作「スペクター」を見に行ってきた。細かな感想は後にして、先ず感じたのは「過去作品へのオマージュはあちこちに感じつつも、リアルでハードで見応えのあった、やっぱり面白い007映画だった!」と言う事だ。

     人間的な弱さ(逆に、それが魅力でもあるんだが)を感じさせ、「殺しの許可証」を持ちつつも、決して「沈着冷静な殺人マシン」ではないクレイグ=ボンド。過去の3作が、新人情報部員のボンドが、自分の内面に向かいつつも、MI6の情報部員として任務を遂行する物語であり、今回のその流れを踏襲しつつ、過去の007映画を思わせるシーンもかなりあった。では、ここからは、それらを思いつくままに上げて行こう。

    (1)過去の007映画へのオマージュ

     ちょっと強引過ぎるかも?(笑)…と思われる部分も含めて、片っ端から上げて行く事にする。 

    ◎ダニエル・クレイグになってから、初めて映画冒頭の「ガンバレル」が登場!

    ◎白骨コスプレ(笑)がゾロゾロ行き来する、メキシコの祭―「死者の日」→ちょっと違うが、「死ぬのは奴らだ」のニューオリンズの葬列、「ムーンレイカー」のリオのカーニバル。規模は、今回の方が遥かに大きい(街中!)

    ◎ボンドの狙撃シーン→「ロシアより愛をこめて」(正確にはボンドではないが)「リビング・デイライツ」(2度)「消されたライセンス」

    ◎ヘリコプター内の大活劇→飛行機内での死闘は多々あるが、意外とヘリコプターの「中」での格闘は少ないように思う。

    ◎Mの秘密兵器実験室に、提供した秘密兵器を無傷で返してくれと言う台詞→過去のQを彷彿とさせる描写

    ◎スペクターの幹部で007の敵だった男の葬儀を、横から静かに見守るボンド(その後、未亡人に接触)→「サンダーボール作戦」冒頭

    ◎スペクターの秘密会議(相違点は後述)作戦の達成度の報告や、任務に失敗した幹部が粛清される→「サンダーボール作戦」

    ◎アストンマーチン大活躍!→「ゴールドフィンガー」他、過去作多数!後方マシンガンが、弾丸未装填だったり、「環境」と書かれたスイッチが「カーステレオ」だったのには笑ったが、最後に運転席射出装置(→「ゴールドフィンガー」ただし、こちらは助手席)が出てきた時には、思わず「これ!これ!」と思いましたよ!
     他に、「ゴールデンアイ」で、ボンドは頭上の戦闘機を、自分が操縦している助手席(敵の一人が乗っている)を射出して撃墜したり……爆弾を仕掛けられた(動かない)戦闘機から、非常脱出装置で間一髪危機を逃れている。

    ◎雪山の山頂にある医療施設→「女王陛下の007」拉致されたマドレーヌを追おうとするシーンでは、ボンドがスキーウェアを着ていたので、まさかスキーで追跡するのか?……と一瞬思ってしまいましたよ(笑)。スキーで車に追いつける訳がない!!(爆)

    ◎Mr.ホワイトの娘・マドレーヌが、最初の間ボンドを敵視し、この事件が終わったらあなたを殺す!−とまで言い切るのは、「私を愛したスパイ」のトリプルXを思い出した(結局、最後にボンドと良い仲になるのは、どちらも同じである)

    ◎列車内での格闘→「ロシアより愛をこめて」「死ぬのは奴らだ」「私を愛したスパイ」(違う点は後述)
     先でも、巨漢の殺し屋が「やられたかと思ったが、実は生きていた」の展開があったので。列車からボンドに突き落とされた時、てっきり服のほこりを払って、再出現する(→「私を愛したスパイ」)ものと思っていた。
     過去作のお約束として、ボンドとマドレーヌが、幸せ一杯でMI6から去って行く時に、後部座席から殺し屋が!−と期待したんだが、さすがにそれはなかった(笑)。どうやら、列車から突き落とされて、本当にお陀仏したようだ。

     また、クレイグ=ボンドの白いタキシード姿も、今回が初めてのようだが、美女と列車の食堂車で向かい合っている時から「事件」が始まるのは、「ロシアより〜〜」と同じだ。

    ◎ボンドが拷問されるシーン→「ゴールドフィンガー」(レーザー光線)「サンダーボール作戦」(背骨矯正機)「007は2度死ぬ」(皮剥ぎナイフ?)「死ぬのは奴らだ」(指折り)」「ワールド・イズ・ドット・イナッフ」(首折り)「ダイ・アナザー・デイ」(北朝鮮による長期間の拷問)「カジノロワイヤル」(股間殴打(笑))

    ◎そして、何と言っても、オーベルハウザーが、自分は「エルンスト・スタブロ・ブロフェルド」と名乗り、白猫が現れるシーンだ!ここは、見ていてぞくぞくした!(ラスト近くでは、右目に傷もある!)


    (2)リアルでハードな描写

     スペクターの秘密会議は、過去作がケレン味に満ちた秘密基地で、ある種マンガチック(or SFチック?)だったのに対して、今回は同じ様な題材を扱いつつも、イタリアの豪奢な宮殿でリアルな雰囲気だった。

     また、アストンマーチンの大追撃戦も、過去作では、どこかボンドにゆとりがあり、笑みを浮かべていたのに対して、今回のボンドは「必死のパッチ(笑)」だ。また、過去作を想起させた「列車内での格闘」も、以前はコンパートメント内の狭い空間だけで行われていたのに対して、今回は延々と車両を移動しながらのハードな大格闘戦!(それにしても……他の乗客&乗務員はいないのか?(爆))

    (3)ツッコミどころ

    ◎冒頭のボンドの狙撃シーン。銃弾は普通のものと思われるのに、建物自体が完全に崩壊してしまったのは何故なんだろう?

    ◎ジュディ・デンチの先代・Mが遺言となった映像で登場していたが……EDクレジットに名前はあったんだろうか?

    ◎クレイグ=ボンド、過去3作の敵の「黒幕」が、実は。今回の巨悪・オーベルハウザーと言うのは、(十分分かっているとは言え)後付け臭いなあ!(笑)

    ◎なぜ、悪役は、わざわざヒーローを自分の秘密基地へ招いて、どや顔で陰謀を披露するんだろうか?(爆)

    ◎ラストのMI6本部の大爆破。ボンドが「007秒前(→「ゴールドフィンガー」)に止める……と一瞬思ったが、さすがにそれはなかった(笑)

    (4)エンディング

    ◎マドレーヌを助け出した後、高速ボートでヘリコプターのオーベルハウザー=ブロフェルドを追うボンド!
     最後に、追い詰めたブロフェルドを殺そうと「しなかった」のは、《殺し屋》ではなく、他の道を選んだからだろう。あそこは、感動的だった!

    ◎ラストに、笑顔でマドレーヌと共にMI6を去って行くボンド……。ボンドが本当に女性を愛してしまう展開の「女王陛下の007」「カジノロワイヤル」は、どちらも悲劇で終わっただけに、今回のハッピーエンドは嬉しかった!
     もしかすると、ダニエル・クレイグが007ジェームズ・ボンドを演じるのは、これが最後なのだろうか?(映画のラストからは、そんな印象を受けた)

    ◎EDクレジット その後、長い長い、延々と続くEDクレジットを、最後まで辛抱しながら見ていたのは、次の文字を見たかったからだ……「JAMES BOND WILL RETURE」!


     ……かくして、ボンドは帰ってくる!(いつになるか、誰になるかは分からないが、次回作も楽しみだ!)尚、以下に007関係の手持ちの資料本を上げてみる。

    《過去に購入した特集本》

    ボンド3

    《今回購入した資料本》「俺たちの007」の方が若干マニアックか?

    ボンド1

    《007グッズ》
    ボンド・トランプ2種(ポスター・バージョンと、第10作までのキャラクター版)

    ボンド2

     

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