スポンサーサイト

  • 2017.04.05 Wednesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -
    • -

    「京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」【3】

    • 2015.11.20 Friday
    • 01:11
     (前回からの続き)さて、京都ヒストリカ国際映画祭も、「必殺仕掛人」第1話に続いて、必殺シリーズ最高傑作と言われている「新・必殺仕置人」の第1話:問答無用…の上映だ!それなのに、ああそれなのに……お客の入りは半分程。しかも、私たちよりも年配の方が多い、これは、やっぱりPR活動の不足だと思う。まあ愚痴っていても仕方がないので(笑)、そろそろ本編に移る事にしよう。
     「問答無用」はシリーズ第1話にふさわしく、キャラクターや設定の説明描写に追われて、次々とストーリーが進行し、見せ場・名台詞が多い半面、まだ「新仕置人でおなじみの場面」が見られないのが、逆に新鮮だった!(尚、新仕置人・第1話は、手持ち映像がないので、記憶に頼っている事をご了解頂きたい)
     この時、私たちが座っていた前列の左の方に、白髪を頭の後ろで束ねた、メガネと髭のおじさんが座られたが、この人が、実は……(以下、次回のレポートで!)

    ◎本編冒頭は、いきなり「寅の会」!説明も何もないので、何の予備知識もなく、初見で見た人は、何の事か全く分からなかっただろう。しかも虎の元締のキャプションに(元・阪神タイガース)と付いてる……一応「時代劇」ですぞ、これ?(笑)元プロ野球選手で、必殺シリーズに登場した人物は、後に江夏豊(阪神他)・板東英二(中日)・アニマル・レスリー(阪急)と三人いるが、いずれも名前の後にキャプションは付いてない。

    「八丁の堀に〜〜中村主水かな〜〜」(今回の名台詞・1)いきなり殺しの競りに上げられた盟友・主水の名に一瞬驚く鉄だが……意外な事に、後の回で度々見られたような「とにかく安値で競り落としておいて、後からどうするか考えよう」と言った素振りが、全くなかった事だ!
     ちなみに、この後「寅拾番会」の会場を覗き込んでいる江戸町民の姿が見られたが、毎回こうだと、死神や喜平・吉蔵らは、会の「秘密」(笑)を保つのが大変だったろう!

    ◎おていと正八のおびき出し作戦で、まんまと絵草子屋の秘密アジトまでやって来た主水。ここで鉄と再会するや、「おめェ、まだ生きてたのか?」「裏の稼業は続けてるのか?」そして……「おめえにゃ会わなかった事にしとくぞ」(今回の名台詞・2)
     ここ、ほとんど主水だけが喋り続けている。ここで鉄と袂を分かっていれば、おそらく主水は二度と裏稼業には戻らなかっただろう……だが、主水を止めた鉄が「おめぇの命が八十両で売れたんだ」(今回の名台詞・3)

    ◎裏稼業の業から抜けられない事を悟った主水。「俺は剣之介の事を忘れてた。剣之介だけじゃねえ。野垂れ死にしてった昔の仲間を、俺の手にかかって死んでった連中の事も。俺はみんな、忘れてた…(中略)…来るなら来てみやがれ、たたっ殺してやる!」(今回の名台詞・4)
     ここで、主水が剣之介の事を思い出すのが、何とも切ない……。後に仕事人で、鹿蔵に「裏稼業への復帰」を誘われた時も、やっぱり剣之介を思い出していたが、それだけ主水にとっては、強烈な体験(=トラウマ)だったんだろう。尚、中村敦夫(=赤井剣之助)の名前は、新仕置人#1のEDクレジットにはない。

    ◎この間、主水は深刻な表情で黙然と語っているのだが、鉄は「へ〜〜そうなのか?」とでも言いたげな、全く関心なさそうな表情で豆をポリポリ食ってるのが可笑しい!
     それと〜〜主水さん。あんた、剣之助の事は覚えていたのに、おてい(中尾ミエ)の顔を見た時に、何とも思わなかったんですかい?(爆)

    ◎この後、主水の毒殺未遂の巻き添えを食って、野良犬が死亡!残された子犬と一緒の主水に裏取引を持ちかける仕置人・次郎太を演じていたのが、つい先日亡くなられた阿藤快(当時は、阿藤海)氏。へらへらした口調で主水に接し、寅の会なんか怖くねえ!…てな態度を見せるが(コミカルな演技にかけては天下一品の、阿藤氏の本領発揮である。阿藤氏のご冥福を、心よりお祈りいたします……)。
     この直後、枯葉の下から(私には、地面の「穴」の中から現れたように見えるが(爆))出現した死神の「虎ハ、取引キヲ許サナイ……殺ス!」(今回の名台詞・5)。それまでの自信満々な態度はどこへやら?「あひゃあ〜〜!」と言う悲鳴でも聞こえてきそうな、阿藤氏の遁走ぶりだが、死神の銛がどんどんどんどん伸びてきて、グッサリ!(どれだけ長い紐が付いてるんだ?)阿藤氏、あえなく、ここで退場である。

    ◎ストーリー展開の都合で(笑)、寅の会の仕置き(…を頼んだのは、与力の筑波だが)を待つ事なく、主水に斬られた盗賊・矢切りの庄兵衛の妻・お兼が直接主水を狙い、結果自分で自分を刺してしまい、鉄と主水による「筑波による裏のからくり」の解明があり、自分が騙されていたと知ったお兼の「恨み晴らし」の依頼があり、さくさくと物語が進むのが小気味いい!

    ◎この一連のシーン(背後に石段がある)は、金戒光明寺でロケ撮影されているが……「お兼の絶命後、駆け出して行く鉄」のシーンに関しては、以前疑問に思っていた事があり、現地調査で判明した結果をブログに載せてます。
     【必殺&時代劇・ロケ地巡り】金戒光明寺
     ここで、確認の為に画像を見た時、一部のファンには有名な(笑)「アフロ地蔵」が左の方に映っていたのに気が付いた!

    問答無用ロケ地

    ◎この時、お兼は「恨みを晴らす為の金」を主水たちには渡していない。「寅の会の掟に従って」襲撃した市郎太たちを、鉄たちが返り討ち(笑)にしたのも、主水が筑波を斬ったのも、本来ならば「裏稼業の掟」には反してるのだが(笑)、全くその事を気にさせないのは、さすがは工藤監督と言ったところか?(笑)

    ◎鉄は「……松!面ぁ、見られた!そっちも生かして返すなあ!!」(今回の名台詞・6)と叫んでるが、顔を見られたのは鉄!(それも、バッチリと正面から!)…なのに、巳代松に振ってます(笑)。
     この時の殺しのBGMは、恒例の「問答無用 〜殺しのテーマ〜」じゃなくって、「あかね雲」のインスト。主水の筑波殺しも「悲しみの果てに」。まだ仕置きシーンのフォーマットが固まっていないのが分かる。

    主水VS筑波

    ◎主水と筑波の退治シーン。鳥居(…耀蔵ではない(笑))越しの構図も良く、ほとんど主水の一人語りが続く。「私はですね、世の中の仕組みと言うものが、人間と言うものが、何もかも信じらんなくなりました。私はこれから徹頭徹尾、手抜きで行きます!仕事なんか、しやしません。薄ボンヤリの、昼行灯で結構です」(今回の名台詞・7)
     一時は、真面目に同心職を勤めようとした主水にの「昼行燈宣言」……そして同時に「裏稼業宣言」でもある!……を、ただ聞いているだけの演技が続く岸田森が凄い!ここ、凡庸な役者だと、ただ突っ立っているだけだろう。それを、一種"怖い"までの「無表情」を浮かべ、いろいろと動き回り、喋り回る「動」の主水に太初して、「静」の演技を貫き通している!

    ◎そして、互いに刀を抜き合い……勝負は一瞬で着いた!主水「来い……斬れえ!」(今回の名台詞・7)だが、そのまま筑波は崩折れ、二度と主水に立ち向かう事はなかった……この辺りのやり取りは、本当に痺れますね〜〜!!
     筑波が隠していた金を巡るやり取りは、ストーリー上は必要だろうが、見せ場的には主水の殺陣で既に終わっているので、付け足しみたいなもんだ。

    ◎ラスト。依頼人が死んだので、中村主水の仕置きは取りやめになった事を告げる喜平。以前寅の会システムの研究―「寅の会は「音羽屋半右衛門」の夢を見るか? 〜「寅の会」システム」の謎〜」
    …を書いた時から、とらの会のアフターケア・システムの不備については疑問に思っていた。
     もし依頼人が死んで、仕置が取りやめになるなら、自分の命が狙われている事に気付いた悪党が依頼人を消してしまえば、もう安泰になってしまうからだ。この辺りは本編でもほとんど触れられていないので、頼み人を安心させる「何か」があった筈である。

    ◎最後に、殺しの競りとは関係なく読まれる俳句。詳しくは覚えていないのだが(ネットで調べてもダメだった!)、結びが「……まことかな〜〜!」で終わっているのは、主水役の藤田まこと氏にかけてあるのだろうか?(今回のスクリーン上映で、初めて分かった)
     サブタイトルの「問答無用」が、実は「主水無用」にかけてあるのは、必殺ファンの定説になってますし。

     かくして「問答無用」の上映も終わり、館内が明るくなって、待ちに待った「必殺トーク」の開始!女性司会者がマイクを持って、必殺仕事人2015の森山プロデューサーを紹介し(スクリーン手前に進み出る森山氏)、次に石原興監督を紹介するや……立ち上がったのは、先に触れた「前列左に座っていた白髪のおじさん」!これには、ビックリ仰天した!(後から伺うに、猫屋さんは、何となく気付いていられたそうである)

     さて、次回「必殺トーク・イベント」で、ダラダラと続いてきたこのレポートも、遂に完結!……待て、次回!!

    【もう一回だけ続く!】
     

    スポンサーサイト

    • 2017.04.05 Wednesday
    • 01:11
    • 0
      • -
      • -
      • -
      • -
      コメント
      僕は、昔まだ『新仕置』を見たことがなかった頃、松竹のVHSを買って(←めちゃくちゃ高かったやつです!)第1話だけ何度も何度もテープが擦り切れるほど見たので、逆に第2話以降のほうが記憶に残っている先輩の第1話レビューは新鮮でした。僕の中では「問答無用」が当たり前になりすぎてて。
      ところで、「来い!斬れ〜」ですが、これは僕はずっと筑波のセリフだと思ってました!相手が昼行灯なので、自分が斬られたことにまだ気づいてないという意味なのかと!でもそう言われれば、主水が言うほうが普通ですね。なにぶん子供の頃に見たものなので、理解力が当時のままです…(笑)。
      では、トークショーのレビュー、楽しみにしてます!
      • リッチミー
      • 2015/11/20 8:32 AM
      私は、多分「新仕置人」をリアルタイムで見てる筈なんですよ。ちょうど仕留人の頃から、新番組情報記事や第1話&最終話のTV欄の記事をスクラップして、BGMをカセットテープに録音してたので。

      でも、第1話の「問答無用」を意識して見直したのは、たぶん再放送かLD−BOXですね。

      それと、「来い、斬れえ!」は、私は最初は、リッチ・ミーさんと同じく「筑波の声」だと思ってました(藤田さんの声と、ちょっと雰囲気が異なるので)。でも、ネット上で、他の人が「あれは主水の声ですよ」と言う意見が多々見られたので、私も「やっぱり主水の声なのかなあ?」と思った次第です。

      実際のところは……良く分かりません!(爆)
      • 都の商売人
      • 2015/11/21 12:06 AM
      コメントする








          
      この記事のトラックバックURL
      トラックバック

      PR

      calendar

      S M T W T F S
          123
      45678910
      11121314151617
      18192021222324
      252627282930 
      << June 2017 >>

      にほんブログ村/blogram【ブログランキング参加中】

      ブログランキング・にほんブログ村へ

      blogram投票ボタン

      ブログ訪問者【本日/累計】

      時の道標

      selected entries

      categories

      archives

      recent comment

      • 【研究】「市松」と「村上秀夫」と「沖田信介」と 〜四条河原町での露店を考察〜【改稿版】
        都の商売人 (08/20)
      • 【研究】「市松」と「村上秀夫」と「沖田信介」と 〜四条河原町での露店を考察〜【改稿版】
        rogosu (07/20)
      • 「スターウォース/フォースの覚醒」【ネタバレ感想!】
        都の商売人 (02/04)
      • 「スターウォース/フォースの覚醒」【ネタバレ感想!】
        リッチミー (02/04)
      • 「京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」【3】
        都の商売人 (11/21)
      • 「京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」【2】
        都の商売人 (11/21)
      • 「京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」【3】
        リッチミー (11/20)
      • 「京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」【2】
        リッチミー (11/19)
      • 「京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」《1》
        リッチミー (11/19)
      • 映画「るろうに剣心」《伝説の最期編》、感想
        都の商売人 (09/29)

      recent trackback

      links

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM