映画「スパイダーマン ホーム・カミング」感想

  • 2017.08.21 Monday
  • 01:45

映画「スパイダーマン ホーム・カミング」を見てきた。

 

スパイダーマン

 

実は、今までスパイダーマンの映画を見た事がない(笑)。

 

知っているのは、蜘蛛に噛まれて、蜘蛛のような特殊能力を身に付けたと言う初歩的知識だけ。なので、余計な先入観に左右される事なく、純粋にエンターテイメント映画として楽しめた。

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創作「必殺仕置人 エピソード0」

  • 2017.08.12 Saturday
  • 02:19

 南町奉行所同心・中村主水(藤田まこと)が「謎の失踪」を遂げてから、既に十数年……。縁者より養子の大治郎(正式な名前は「中村主水介大治郎」、通称・中村主水…である)を得て、かろうじて存続した中村家は、今もなお八丁堀組屋敷に住まいしていた。今日は、その年回忌の法事だ。義母のせん(菅井きん)・未亡人のりつ(白木万理)、その妹の妙心尼(三島ゆり子)、久し振りに江戸へ戻って来た義弟の大吉(近藤洋介)、今は与力に昇進した田中様(山内としお)らが法事に臨んでいる。

 

「何でしょう?あの人たちは……?」

 

 本堂の外へちらちらと視線をやる田中様。寺の片隅には、何人もの謎の男たち(三田村邦彦・三浦友和・大出俊・中条きよし・滝田栄)らがたむろしていたからだ。

 

「義父(ちち)上は、八丁堀同心として市井に溶け込んでいましたから、多くの方々から慕われていたんでしょう」

 

 主水の死後養子となった大治郎(山口馬来也)の言葉に、眉をひそめて「……そうだったかしら?」と疑念を呈する田中様。……と、そこへ「生前、中村様には大変お世話になりましたので」と申し出た妙齢の女性が、主水の位牌に向かって掌を合わせ、黙祷する。飛脚問屋「嶋屋」を再び立ち上げた女主人・おせい(草笛光子)だ!

 

(心の中の声)『……主水さん。先に旅立たれた貴方には申し訳ないんですが、今も私は、無様に生き続けています』

 

 線香を上げながら、静かに過去を回想するおせい。それに被って、中村主水が活躍する名場面の数々!そして……。

 


タイトル「必殺仕置人 エピソード0」

 

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創作「必殺からくり人」 さよならは花火の後でどうぞ

  • 2017.08.04 Friday
  • 12:39

「必殺からくり人」さよならは花火の後でどうぞ


 千葉・浦安の海岸べりを散策する某知事(?)。沈む夕陽に照らされた砂浜には多くのカップルが点在し、彼方に東京ディズニーランドも見える。

 

「やあ、皆さん。今は多くの恋人たちで賑わっている、ここ浦安も、かつては普通の漁村でした……」

 

「わっせ!わっせ!」と言う掛け声と共に、剣道着姿の青年たちが列をなして、走り込んでくる。「おお、頑張っとるなあ!」と声を掛けた某氏に「はいっ!」と笑顔で返す青年たち。その後姿を見送って「青春だなあ!」と呟く。その時、ド〜ン!−と言う大きな音と共に花火が上がる。

 

「どうやら、東京ディズニーランドから、恒例の花火が打ち上げられたようです」

 

 続け様に打ち上げられ、宵闇の空を彩る巨大な花火!そこから地上へパンするや……美しい花火に歓声を上げてるのは、江戸時代の人々だ。そして、花火を打ち上げているのは、何と仕掛けの天平(森田健作)だ!それを側で見つめていたのは、木更津から出てきた六蔵村長(木村功)と、からくり人の花乃屋仇吉(山田五十鈴)。すぐ側の浜辺では、着物の裾を捲り上げたとんぼ(ジュディ・オング)が、へろ松(間寛平)を相手にはしゃぎまわっている。それをニコニコした顔で見つめている藤兵衛(芦屋雁之助)と時次郎(緒形拳)の姿もある。

 

「花乃屋さん。今日は、江戸から遠い浦安までわざわざお越し頂き、ありがとうございます」

 

 丁寧に頭を下げて挨拶する木更津の村長・六蔵に向かい、ぶらりと夕涼みに出て来たと言った風情の仇吉が微笑む。

 

「いいんですよ、六蔵さん!六蔵さんこそ、木更津から浦安まで結構あるじゃありませんか?」
「ええ、まあ……(にこやかな表情から厳しい顔になり)頼み人の方々の事を考えると、我が儘はは言ってられませんからね!」
「(同じく笑顔から真剣な表情に変わり、小声で)……それで、殺る相手ですけど、この地の代官の……?」
「(同じく小声で)ええ……北大路大膳(寺島進)と言う男です。こいつに泣かされた人々は、両手の指で数えたって足りやしません!」

 

 そう言って両の拳を強く握りしめる六蔵。その目にも怒りの炎が浮かんでいる!

 

「本当なら、あたしの手でカタを付けるところなんですが……如何せん、手持ちの仕事人が何人も返り討ちに合っちまってね。誠に以て、お恥ずかしい話でさあ!」

 

 自らの不甲斐なさに自嘲して言う六蔵が、夜空に目をやる。

 

「今夜、この花火見物に、あいつらも出てきてます。後は、宜しくお願いします」

 

 頭を下げる六蔵に向かって頷く仇吉。傍らの時次郎・藤兵ヱに声を掛ける。

 

「じゃ行くよ、みんな……。天平、後は頼んだよ!」

 

 サムズアップで返した天平、更に巨大な花火を打ち上げる!(パンショットして)大きな御座所に陣取り、夜空に輝く、美しい大輪の花火を楽しんでいる標的−大膳一党。

 

「それから、花乃屋さん。一言お伝えしておきますが……大膳の長男の主膳、こいつは腕は大した事はないんですが、次男で庶子の主水(堺雅人)が相当の手練れですから、くれぐれも気を付けておくなさいまし!」

 

 御座所に陣取った父親の大膳たちから少し離れた場所で、退屈そうにしている次男の北大路主水……彼こそ、後の「中村主水」である。

 

「ご忠告、ありがとうございます、六蔵さん!」

 

 仇吉の言葉と同時に挿入される「負け犬の唄」。次々に打ち上げられる花火のショットに被って、闇の中を行く仇吉・時次郎・藤兵ヱ!標的である父・大膳の浮かれた姿を憎々しげに見つめる主水!

 

(挿入ショット) 顔に白布を被せられ、永遠の眠りについた主水の母(大膳の妾だ!)を凝視する主水。

 

♪もう〜二度と〜〜笑わ〜ない〜〜眠りの中〜〜。寂しく〜俺は唄う〜〜ブルースを〜〜。

 

 何かを決意した主水、腰の大刀の鯉口を切り、ゆっくりと立ち上がる!交互にアップになる主水とからくり人一党の姿。ここでサブタイトル−「さよならは花火の後でどうぞ」

 

【ここで終わりです!(笑)】

「藤田まことさんを偲ぶ」(於、カフェギャラリー・タロイモ)

  • 2016.05.19 Thursday
  • 11:10
 2月11日と25日の二回。仕事休みを利用して、大阪の松屋町へ。藤田まことさんの舞台美術や、必殺シリーズの全てのサブタイトルを書かれてこられた竹内志朗さんの貴重な資料が展示されている、カフェギャラリー・タロイモさんへ行ってきた。

 元々は、ツイッターで偶然見かけた白川タロイモさん(ギャグ漫画家で、カフェギャラリー・タロイモのオーナー。何と、竹内志朗さんのお孫さんで、竹内さんのアトリエもタロイモの二階にあるらしい!)のツイートで知ったのがきっかけで(ツイートを遡って行ったんだが、3月4日以前のツイートは表示されなくなっていたが、連携していたmixiにつぶやきが残っていたので、前日の10日だと分かった)、タロイモさんのツイッター&ブログに、翌11日にお伺いする事をお伝えしておいてから、当日の午前中に電車を乗り継いで大阪へ。松屋町駅で降りてから、最初は場所が分からずにうろうろしたものの(笑)、スマホの地図で調べてやっと到着しました!


タロイモ1


 
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京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」《4》

  • 2016.04.21 Thursday
  • 18:39
 前回のアップから、遅れに遅れて4か月ぶり(笑)の続きとなってしまいましたが、「京都ヒストリカ国際映画祭 11月4日は必殺デー!」のラスト―犬童一心監督と石原興監督・森山プロデューサーのトークイベントです。

必殺トークイベント
 
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映画「バットマンVスーパーマン」感想

  • 2016.04.15 Friday
  • 00:55
先日、映画館で「バットマンvスーパーマン ジャスティスの誕生」を見てきた。振り返ってみれば、スーパーマンは子供の頃にジョージ・リーブスのTV版「スーパーマン」(「空を見ろ!」「鳥だ!」「飛行機よ!」「いや、スーパーマンだ!」)を微かに見た記憶があるが、映画ではクリストファー・リーブ主演の4部作が最初だ。

バットマン
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「相棒 〜世にも奇妙な特命係〜」

  • 2016.02.24 Wednesday
  • 22:31
 それは、スコットランド・ヤードの旧知の警部から講演を依頼された杉下右京が、旅客機で帰国するところから始まる……。講演は大盛況に終わり、気分も上々な杉下は、穏やかな天候も相まって、偶然乗り合わせた隣席の乗客との話も弾む程だった。

 だが、好事魔多し……。杉下が乗っている全日空206便が、バミューダトライアングルの上空に差しかかるや、突然の乱気流が襲ったのだ!異様に渦巻く霧の中で、カクテルシェイカーのように揺さぶられた杉下の意識は、何時しか途絶え……目覚めた時は、いつもの特命係のデスクに座っていた。

世にも奇妙な相棒
 
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「スターウォース/フォースの覚醒」【ネタバレ感想!】

  • 2016.02.03 Wednesday
  • 21:17
 元旦に初詣の続きで見に行ってきた、映画「スターウォース/フォースの覚醒」。ツイッターには一言だけ感想をアップしたが、改めて詳しく触れたいと思う。ネタバレ全開で行きたいと思うので、未見の方は注意!

SWのパンフ

【以下、ネタバレ注意!】
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「甲賀忍法帖」へのリスペクトに満ちた作品《2》

  • 2016.01.13 Wednesday
  • 20:17
  以前ブログ(&ツイッターも)に載せた記事の続き。年末に読んだ忍法小説「桜花忍法帖 〜バジリスク新章〜」を読んで、リスペクトに満ちたコミック&小説の第2弾です。

影丸



【1】横山光輝「伊賀の影丸」

 ロボット物(「鉄人28号」「マーズ」「ジャイアント・ロボ」)やSFヒーロー(「バビル2世」)・忍者物(「仮面の忍者赤影」)で有名な漫画家・横山光輝氏の代表作の一つである「伊賀の影丸」(画像は、講談社から出た「横山光輝プレミアム・マガジン」Vol.3:忍者編)。
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「甲賀忍法帖」へのリスペクトに満ちた作品《1》

  • 2016.01.06 Wednesday
  • 23:11
バジリスク

◎原作:山田風太郎 作画:せがわまさき「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」(2003年初版 講談社)

 「甲賀忍法帖」のコミック版で、後にアニメ化もされた有名作(私はアニメ版は見てません)で、全5巻を購入した。原典に愚直なまでに忠実(特に、後で触れる映画「SINOBI」と比べると、もうえらい違い!(笑))だが、コミック化によって、更にキャラクターの情感が増し、ハードな描写が増え、逆に笑える場面もちょこちょこと見られる。
 小説が「絵」になった事で、より「イメージが捉えやすくなった」と言えるだろう。

SINOBI

◎映画「SINOBI」(2005年9月公開)

 「甲賀忍法帖」の実写映画化作品で、甲賀弦之介がオダギリジョー。朧が、今や大ヒット女優の仲間由紀恵!ただ、原作からの改変点が多く、イマイチ乗り切れなかった……(映画を見たのは劇場公開時なので、些か記憶に頼っている事を了解して下さい)。

 まあ、伊賀・甲賀合わせて20人もの忍者を描くのは大変なので、半分にしたのは分かるのだが、原典では野心がギラギラ輝いていた不死身の忍者・薬師寺天膳が、生きるのにくたびれた「仙人」みたいになっている事や、朧を慕っていた伊賀忍者・筑摩小四郎が「甲賀忍者」に変わっていた事。蓑念鬼が、むさ苦しい野獣男に過ぎなかったり(忍法使ったっけ?)、瀬川番であれほど魅力的だった百面相の達人―如月左衛門が、非常にキモかったり、弦之介の瞳術の師匠である室賀豹馬が、単なる「占い師」になっていたり……それに何よりも、クライマックスで弦之介と朧が"戦って"しまっていた事が頷けない!

 この二人は、お互いを心から愛し合っていた故に、"戦わずに"決着を付けたと言う「結末」が感動的なのであって、映画のラストでの展開は「う〜〜ん、何だかなあ〜〜?」と言う感じだった。忍法者として目立っていた感があるのは、CGでその特殊能力が見事に描かれた夜叉丸くらいだ。

 ただ、死闘の末、生き残った朧の笑顔で〆るラストは、(先程の感想とは相反するようだが)心にほっとした安堵感を覚えた。これはやっぱり、愛し合う二人までもがその命を散らせる壮絶なラストにやりきれない思いを抱いていたからかも知れない……。その意味で、弦之介と朧が生き延び、愛する我が子を産む「桜花忍法帖」の冒頭と、最後に一人生き残った響が愛する八郎を待ち続けるラストは、原典で見られなかった「愛する者同士のささやかな幸せ」を感じさせてくれた点で、映画版のラストに通じるところがあると思う。

【続く】
 

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